わくわくウィンターキャンプ2017 活動報告書

 

昭和こども食堂を運営する栃木県若年者支援機構と、森づくり活動を行うトチギ環境未来基地とが協力して、子どもたちに自然のなかで思いきり遊んでもらう機会を提供する、「自然体験キャンプ」を昨年の夏に引き続き、益子町で開催することが出来ました!

 

サマーキャンプに参加してくれた子どもたちや親御さんからも「楽しかった」「参加させて良かった」「また参加したい」など非常に多くのお声をいただいたことと、こども未来応援基金のご支援、子どもの貧困撃退チャリティイベント サンタdeランでの多くの皆様からのご寄付をいただきまして第2弾となるウィンターキャンプを開催できることとなりました。

 

スタッフ一同、サマーキャンプで子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごし、子どもたちの笑顔がたくさん生まれたことを通して、こうした活動がいかに子どもたちにとって大切かを感じました。皆様のご支援により、継続してキャンプの開催ができたことを心よりうれしく思います。

 

わくわくウィンターキャンプにも、募集開始後すぐにお申し込みをいただき、あっという間に定員人数である15人に達することが出来ました。そして何よりうれしいのが、サマーキャンプに参加してくれた子どもたちの半数が再びウィンターキャンプにも参加をしてくれたことです。スタッフの中でも「みんな元気にしてるかな?」と思っていただけに非常にうれしく、子どもたちもここで友達になったことまた会えることを楽しみにしていたのではないかと思います。

 

 

今回のキャンプは半数以上が前回参加者であり、また学年も比較的上の子どもたちが多かったため、前回より「子どもたちにできることは自分たちでしてもらおう」という形で行いました。お手伝いもすごく積極的にしてくれる子どもたちですが、大人のスタッフは一歩引いて子どもたちに主体的に動いてもらいました。すると中学生のお兄ちゃんお姉ちゃんたちは食後の皿洗いも最後までみんなでしてくれるなど、私たちも驚くほどみんな自分から動いてくれました。自分たちから手伝ってくれているので、皿洗いや食器吹きもお友達といろいろ話しながら、打ち解ける時間にもなってみんなで楽しく行っていました。

 

そして今回のキャンプは天候に恵まれ、2日とも快晴の外遊び日和でした。前回断念した、近くの芳賀富士に登ったり、整備された森の中での探検や木のテントづくりにも挑戦しました。整備された森といっても、自然がそのまま楽しめる場所で子どもたちはドングリを見つけたり、男の子は少しでも強そうな枝をとずっと探していたり、自由にしている姿が本当に楽しそうでした。

2日目も木臼と杵をもって餅つきをしたり、ピザも自分たちで好きなようにトッピングしてピザ窯で焼いてみたり、落ち葉を集めて焼き芋を焼いてみたりと、冬ならではのイベントを楽しみました。みんなで作ったもの、自分で作ったものは何でもおいしいですよね。子どもたちは終始笑顔いっぱいで、最後の最後までお友達と楽しそうに遊んでいました。

子どもたちの感想からは、「知らない人と友達になれたのがうれしかった」「夜に部屋でみんなで話したり遊んだのが楽しかった」「プログラムがいっぱいあって楽しかった」という声を聞くことが出来ました。プログラムはもちろん、子どもたちにとっては「友達と何かをしたこと」がこのキャンプでできた非常にうれしい体験だったように思います。

また、男の子でも「夕食の料理が一番楽しかった」という子がいたり、「登山初めてだったけど達成できたのがうれしい」と誇らしげに話してくれる子がいて、こうしたいろんなことを体験してみることから、自分の好きなことを見つけたり伸ばしたり、苦手を克服したりもできるということを子どもたちから教えてもらいました。

最後にホワイトボードに「また来るね」と書いてくれたみんなの参加をまた待っています。お申し込みくださった保護者の皆様も本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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